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決勝インタビュー

小埜正義
千葉記念の決勝には乗っているが、松戸記念の決勝は初めて。
全て同期成田さんのおかげですね。
千葉記念の時は僕が逃げたけど、番手の海老根恵太さんが粘られてしまい連係が失敗した。
先行を基本のレースで、僕を含めラインの中から優勝者を出したい。
成田和也
同期小埜君の気迫を感じ、絶対捲りを止めて前も残そうと考えていた。
体調面はかなり良いし、何ら問題ないと思う。
浅井君と稲川君の思惑は分からないけど稲川君にジカ付けする。
彼とは走りが合う気がするので。もちろん連係するのは初めてだが、2人で決まる様に走りたい。
園田　匠
車の進みはかなり良いですね。実戦で番手を回るのは初めてだが浅井君へ。
競技で１度、３番手を回っているけど、一緒に合宿をやったりと仲は良いですよ。もちろん昼も夜も（笑）。
競輪祭の権利は点数的に大丈夫だと思うけど、３着以内に入り確実にしておきたい。
稲村成浩
松戸ダービーを取った事は昔の話ですよ（笑顔）。
でも、皆さんに覚えてもらっているのは嬉しいですね。ここは関東ラインで芦沢君へ。
競走センスのある選手だし何も注文は出しません。
浅井康太
小埜さんを除いて、タイプはみんな一緒の４分戦。その中でどう組み立てるかですね。
落車後で不安はあったけど、これなら来月のオールスターには間に合いそうです。
行けるタイミングを見て躊躇せず仕掛けたい。
福田知也
脚はかなり良いですよ。だから南関の1番前を志願した。
そうしたら、小埜さんから丁重に断られた（笑）。だから地元ラインの後ろを固めていく。
芦沢大輔
追加のせいか、あまり良い状態ではなかったけど、準決が１番良い感じに持ち込めた。
これなら勝負になりそうです。キッチリ位置を取り、自分らしいスタイルのレースを見せたいですね。
自力を基本に展開で何でも。
海老根恵太
北海道でやった合宿の成果が出ているかも。
あとは脚がない分を気持ちでカバーしている。
松戸記念は番手捲りで１回優勝している。とにかく小埜君を信頼して勝てる様にベストを尽くしたい。
稲川翔
最近の中では１番良い状態ですね。成田さんに認めてもらい任せてもらえるのは光栄です。
村上さんが後ろの時とは違う責任感やプレッシャーがあります。
前々へ攻めて、成田さんと決まる自力勝負が理想です。


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三日目勝因敗因

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二日目勝因敗因

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初日勝因敗因

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初日全選手インタビュー

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ヤマコーの「やってやるって！」

日刊スポーツ評論家　山口幸二

ヤマコーの「やってやるって！」過去の一覧アーカイブはこちら

今回、8月9日に、
わたくしヤマコウの自伝が発売されることとなりました。

タイトルも「辛抱するということ」。
約4か月かけて書き上げました。
現役時代には経験しなかった、腰痛にまでなりました（笑）。
作家がどれだけしんどい職業か…。
これだけでも貴重な体験っす。

発刊にあたって、いろんな方たちのご協力をいただきました。

まず、コメントを寄せてくださった選手達、対談していただいた中野浩一さん、
推薦帯を寄せてくれた、新日本プロレスの棚橋弘至クン、
そして関係者のみなさん、ありがとうございました。

選手からのコメントは、こちらが思わずホロリとしたり、こんなふうに見られていたんだなぁ…と、いろいろと感じるところもありました。
改めて、競輪選手で良かったなぁと思いました。

次に、弟富生の存在もなくしては、自分は語れません。
時にはぶつかったり、時にはお互い励ましあってきましたが、
こうやって、1冊の本になって振り返ると、やはり万感の思いがこみ上げてきます。

そしておやじとおふくろ。
おやじは、私が引退してすぐに亡くなりましたが、
亡くなった直後の朝に死に顔を見て、
すぐにイベントの仕事に向かったあの辛さは、
引退後の、私の仕事に対する甘さを消してくれました。
いつまでも、私はおやじの背中を勉強して生きていくのだと思いました。

おふくろは、新しい私の仕事を心配しながらも、
静かに見守ってくれています。
いまだに、「オッズ」を「ウッズ」としか言いませんが（笑）。

ちなみに「しん」といえば「三宅伸」でなくて、
「タイガージェット・シン」です。

最後に家族。
引退して、ますます家を空けることが多くなった中、
子供たちは自我を確立していっています。
家内も、一生懸命に山口家を支えてくれています。

こうやって、周りの人たちに支えられて、一冊の本が出来上がりました。

自分で読み返すと、少し恥ずかしいですけど、
１人でも多くの方に読んでいただけると幸いです。

選手達は、いろんな思いを抱えてレースを走っているのだと、
この本を読んで、感じていただけたら本望です。


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コンドルの眼

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武田一康
コンドル出版社代表取締役社長。
昭和23年4月24日生まれ。
小学生の頃から競輪場へ出入りし、予想台に立つ父の英才教育のもと感性を磨き、19歳から予想業に携わる。
新聞業務は実弟の圭二氏（小倉競輪場キャスター、コンドル社・専務）、そして幸三氏との巧みな連係プレーで毎日円滑に製作されている。　
競輪歴50数年のキャリアに裏打ちされた莫大なデータと情報と経験値を基に、歯に衣を着せぬコメントで競輪界の矛盾や問題点を様々なかたちで提起しており、いわば業界のご意見番的存在。
熊本競輪場での場外車券販売がある限り、全国あらゆる競輪場へと足を運び直撃取材を欠かさない。
年間３００日近くの出張は、ここ１０数年のルーティンワークで「あちこち、ガタがきとるけんが、じっとしていられん性分ったい」と生涯・“徹底先行”を貫く気構えだ。
口癖はもっぱら「おぉう、同年代の連中は、みんな定年やら引退やらで現場から離れてしまった」。
６５歳を迎えた今もなお、時には２０００グラムのステーキをペロリとたいらげ、昼間には甘々なまんじゅうをむさぼり喰い、毎朝約１時間の散歩をノルマと課すなど、ドＭともいえるストイックさで自らを攻めており心身ともに充実。
鋭い舌鋒も激しさを増すばかりで、e-SHINBUN１、２位の売り上げを誇るマンモス新聞を取り仕切る御大は、まだまだ手綱を緩めずすべては競輪界発展のためにと健筆をふるっている。
趣味はゴルフで、年数回の肥後カントリークラブでのラウンドを心待ちにしている。
あとはスーパー銭湯、そして愛犬の散歩にドラマ鑑賞と幅広く、とくにサスペンスドラマは大のお気に入りで土曜サスペンス劇場や松本清張シリーズには目がない。
競輪と同様の『推理』という要素が、御大の胸間を揺さぶるのだろうか。

３日目
　松戸記念の３日目は、２２億には及びませんでしたが、１９億弱。
これで最終日に２４億を越えたら、８０億に近付く計算。
最近は冷え込んでいただけに久々の朗報であり、これをキッカケに盛り返してくれたらと願うばかり。
これも一重に施行者サイド、特に松戸興産の方々と番組に記者席を担当されてる競技会の皆さんの頑張りが実ったもの。
競輪はメンバーでなく、日程を再認識させましたが、その内の２・３億は関係者の手腕なので、他地区も頑張って、競輪存続に一丸と成って努力して下さい。
３日目は久し振りに「競輪」を思い出させてくれるレースばかりで、私的には合格点を出せる予想をやれたかと自負してますが、如何がでしょうか。
最終日は決勝戦に集中してみたいと思います。
抜群の出来に安定度は、キリリと締まり、一分の隙も見せない成田和也、稲川翔を目標に連対の軸にして下さい。
成田に、浅井康太・稲川翔、そして小埜正義の番手、海老根恵太を絡めた車券は配当的には面白くないと思いますが、これしか思い浮かびません。
次の大一番は小田原記念に成りますが、私的には熊本ＦⅡも大事だし、小倉ナイターＦⅠ（吉岡稔真杯）もです。
ちゃんとした記事に印の方は、コンドル紙とＥ新聞をご利用頂ければ、間違いなく幸せをお届け出来ると信じてます。

　衝撃のニュースが流れたこの日も選手間では、７人の処分が話題に成りました。
厳し過ぎるとか、これまでの流れから当然とで分かれてました。
それにしてもトップもトップの７人が１２月から来年に掛けて如何なる闘いをやるのか、又楽しみと期待も、これで来年からも頑張ろうと希望が湧いたのも事実。
７人に対しては、心の底からステップアップして、特別戦線で大暴れしてくれる事を応援したいと思ってます。
それにしても暑い日が続きます。一体全体日本国はどう成ってるのか、中国に韓国・北朝鮮からいゝ様にされて、その内、島と言う島は全部取られて北海道・本島・四国・九州・南は沖縄までに成りそうな気がしてなりません。
原発問題もあり、世間は競輪処の騒ぎでないのは確かですが、私は子供の時からこの世界しか知らないので、競輪が全てだから、色々と考えてますが、こゝ２０年以上何も変わらず、目新しい事をしても悪い方へ悪い方へ行き、短期勝負をしているとしか思えません、改革は大事、しかし反省する勇気も大事、やってダメだったら戻すとか又新しいのをやってみるとかは必要だと思いませんか、せめて後１０年いや２０年・５０年は続けて欲しいのが世界最高のスポーツギャンブルが競輪なんですから。
幾多の名選手が築いたこの公営ギャンブルを永遠に残すための努力、そのためには私利私欲を捨てゝ純粋にファン・選手そして携ってる関係者のための改善を考えてみるべきでしょう。


２日目
　松戸記念の２日目は、お盆と年金効果に初日の勢いもあり、又しても１８億強は順調過ぎるもの。これで土曜の３日目が２２億、そして日曜の最終日に２５億近く行けば、８０億突破に成る計算。先月から底冷えしていた競輪界には久し振りの朗報。心配された市田佳寿浩は、捲り及ばずの４着でしたが、ハロン９秒５なら復活の日は意外に早いかも。サプライズは、初Ｓ級、柳詰正宏と、長欠明け２場所目の佐藤幸治が２次予選を１着で勝ち上った事。そして記念初の古性優作も２着に大健斗。競輪は大ギヤで単調に成り、落車が増えた上に、点数持たない選手が格上をアッサリ破っては何を根拠に車券を買えばいゝのか混迷に拍車を掛ける事で、初日に掴んだ自信はガラガラと音を立てゝ崩れた２日目でした。３日目は準決の３番が大混戦、一応９Ｒは、井上昌己・海老根恵太・稲川翔・山崎芳仁の力と力の争い。１０Ｒは、成田和也を軸に、小埜正義・園田匠・屋良朝春・斎藤努の２・着争い。そして１１Ｒは、更に難しく、本命は浅井康太でも、松岡健介・芦澤大輔も互角の争いに成ってます。

　高知記念で追走義務違反をやらかした７選手の処分が決まりました。想定していた以上の重い裁定には、現在の競輪界を考えたら厳し過ぎるのでは。それでもお偉いさんが２日もかゝって出した結果なので。これ迄の事、そして事の重大さを考えたらベストだったのかも。武田豊樹は今年一杯、他の６人は１１月末まで斡旋停止は選手に取って深刻なもの。競輪祭・全日本選抜、そしてダービーのＧⅠもですが、今期の出走ノルマ２５には当然足りないで、失格のマイナス３点を考慮すれば、来年の７月にはＳ級１班から一気にＡ級陥落の選手も出るとの事、大変な事に成りましたが、決まった以上は従って、再起した時は現在以上の脚力を身に付けて頑張って欲しいと願うしかありません、この処置に従ってオールスターのドリーム・オリオン・特選の選手も発表されました。何れにしても競輪界はこれを機に大きな改革の時が来たとしか、思い切ったものを期待したいと思ってます。


初日
　心配していた市田佳寿は練習と実戦の違いを痛感させられての６着スタート、「僕が休んでる間に競輪の形態がこゝまで変わっているのは、又一からやり直しですが、楽しみです」と言った後に「女房とも話をしたんですけど、競輪選手としてＧⅠを獲り、グランプリにも出場したのを区切りに、この大怪我で第一幕を降ろして、今日この日から第二幕の始まりと思い、これからは周りの仲間達、そしてファンのために頑張る事にしたんですよ」と言った後の笑顔は素晴らしいものがあった反面、勝負師の顔でなかったのも事実、この分では暫くの間は苦労しそうですが、温かい眼で見守って貰えれば、応援してる私は幸せです。

　松戸記念の初日はこれが年金効果なのか、目標を大きく上廻り、２０億に手が届く数字。この流れなら、８０億には行きそうですが、そこまで期待したら必ず落し穴があるので、７７億ぐらいにしときたいと思います。初日は最終のワールドステージをバッチリ的中させたので、信じたファンは良かったのでは。その他のレースもほゞ想定内で、富山の時よりは合格点を貰えたかと思ってます。
２日目は少しだけヒントを、
１Ｒ，大畑裕貴ー大矢将大のマッチレース。
２Ｒ，石毛克幸が不振で見送り。
３Ｒ，一ノ瀬匠の逃げ切り。
４Ｒは、市田佳寿浩を応援するだけのレース。
５Ｒ，藤田竜矢ー佐藤真一を買うか観戦のみ。
６Ｒ、芦澤大輔が本命ですが、狙ってみたいのは１予は光っていた猪俣康一の単。
７Ｒ、斎藤努ー稲川翔ー井上嵩の三巴。
８Ｒ、早坂秀悟ー鈴木誠か見送り。
９Ｒ、山崎芳仁の番手捲り。
１０Ｒ、浅井康太から力の２・３着。
１１Ｒ，井上昌己・成田和也のスピード合戦を想定してます。


前検日
今回の記念はＳ・Ｓ班の村上義弘に武田豊樹、そして根田空史が欠場した穴を埋めるには、
初日の１２Ｒにワールドステージ（一発レース）で売り上げアップっを狙ってますが、
費用に見合うだけのプラスが出るかどうか。賢明な施行者は初日の目標は１３億５千万。
お盆で休み、そして年金支給日にしては控え目な金額設定はこの酷暑を考えたら正解と思います。
それとは別に話題の主は、３月の平記念で金網に激突した市田佳寿浩。
骨盤骨折・肋骨々折以上に痛かったのは、肺がつぶれてしまう一大事、これで肺活量は大きくダウンして、一般人並に成ったとの事。
復帰すると決めて練習してたら子供から風邪を移されて弱ってる肺が炎症を起こすアクシデントに見舞われたが、
Ｓ級初戦の地、松戸で再起すると決めたとの事で、何時もの爽やかな笑顔で検車場に登場。
黒山の報道陣にちゃんと応待してたのは人間性か。
「人生最大の危機でしたが、家族そして仲間や数多くの人に励まされて戻って来ました、一からやり直す事に成りましたが必ず復活しますから」の決意。
広告塔に成ってるＥ・ＳＩＮＢＵＮのＴシャツを着用。
「市田佳寿浩」の文字が表で、裏は武田双雲がコンドル社のために書いてくれた「競輪」の鮮やかで力強い文字が躍動してました。
初日は３Ｒ、点数はゼロなので６番車と思ってたら、そこは実績を認めた番組の英断で３番車。
ラインの古性優作が前で、後は村上卓茂。私的には予選のメーン８Ｒでも良かったのですが、売り上げを考えてのものなら仕方ないかと。
何れにしてもファンの後押しでもう一度、ＧＩを獲り、Ｓ・Ｓパンツを穿ける様に応援して欲しい選手です。


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寺門かおりのかおりんROOM

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３日目
松戸記念競輪３日目が終了しました。
今日も気温が３４度まで上がって、酷暑でした。

明日はいよいよ決勝戦！！

浅井－園田
稲川－成田
芦沢－稲村

小埜－海老根－福田

と、並んで行きそう。
９０期３人に小埜選手が加わっての細切れ戦！！

・浅井康太選手（三重・９０期）



「決勝戦は園田さんの前で。園田さんとは九州で一緒に合宿もする仲だし、全プロ競技でも連係しました。その時は園田さんが１着でした。どちらかが優勝できるように仕掛けたい！」

・稲川翔選手（大阪・９０期）



「今回はしっかり考えて、体も動いているので調子は良いと思います。決勝戦は、成田さんが付いてくれるそうです。初連係ですが、よく話もするし、成田さんの前で走れるのは光栄です。信頼して力を出し切ります！最後は成田さんと２人でゴール勝負したい！」

・芦澤大輔選手（茨城・９０期）



「準決勝は井上（嵩）がスピードに乗せてくれたお陰。自分の感じも良く、本調子に近付いていると思います。初の松戸記念で決勝進出、楽しみです。松戸ダービー王の稲村さんの前で自力で戦います。２人でゴール勝負できれば」

・小埜正義選手（千葉・８８期）



「初の地元・松戸記念で決勝戦に勝ち上がれて嬉しい！！準決勝でも新人のような若い競走でした(^_^;)　デビュー戦より踏んでいるかも（笑）。決勝戦は、海老根さん・福田さんの前で、いつも通り積極的に前々に攻めて行きたい！！」

それぞれ、とても良い表情でした（*^_^*）

地元からは、小埜選手と
海老根恵太選手（千葉・８６期）も勝ち上がりました！



積極的な小埜選手に前を任せる海老根選手は大チャンス！
再び松戸記念優勝を決めることができるでしょうか？


どこからでも狙っていけそうなメンバーですね。


連日、実況を担当しているのは、
東京電設工業・藤崎俊明さん



この道１５年。
藤崎さん「ラジオたんぱのレースアナウンサー講座出身なので、『見えているものをしっかり伝えよう！』と言うのは今でもずっと意識しています。基本に忠実に、奇をてらわず、噛まないように、関西人なのでなまらないように、聞きやすいように！！そして、担当している松戸３３バンクは、位置取りが重要なので、『シンプルな実況』というのも心掛けています。メインは選手とお客様なので、自分の実況はそこに流れるＢＧＭという感じで良いと思うのです」

普段から優しくて控え目な藤崎さんは、実況にもその性格が表れています。
「メインは選手とお客様」と決して専門用語は使わず、聞きやすいアナウンスは
私も見習っていきたいといつも思っています。

私は藤崎さんに御恩があります。
私がまだ新人キャスターだった頃、いきなり記念競輪のインタビュアーに抜擢され、
不安だった時、藤崎さんがレースのポイントを親切に解説して下さいました。

あれから１０年近く経ち、縁あって昨年から松戸競輪の中継を担当させていただくようになり、
藤崎さんと久し振りに再会して、「成長した姿を見てもらおう！」と、臨んでいますが、
実は今でもアドバイスや励ましをいただいて、助けてもらってばかり。
私にとっては、とても頼りになる優しい兄貴的な存在です。

私が特に印象に残っている藤崎さんの実況フレーズは、
松戸ダービー決勝戦で、村上博幸選手がゴール前で義弘選手を捕えてＧＩ初制覇を遂げた時の
「兄を超えた瞬間！！」

何度聴いてもシビれます！
『目に見えること』以外にも、その一言に深い意味が込められていて、
とっさにあんな的確な表現がよく出て来るものだと感動しました。

今回も名フレーズも飛び出すでしょうか？

藤崎さんは今回の記念競輪開催期間中は、朝とお昼の２回、中継にも登場しています！

是非、ご注目下さい。


それでは、松戸３３バンクで争われる真夏の熱戦、
最後までどうぞお見逃しなく！！


皆さま、今回もお付き合いいただいて、ありがとうございました。


２日目

松戸記念競輪２日目が終了しました。

今日もバンク上は、痛いくらいの日差しが照り付け、

競走後の選手たちは、「重かった」と話していました。

では、２日目勝利選手インタビューのダイジェスト！

５Ｒ柳詰正宏選手（福岡・９７期）
「７月に昇班して、記念初勝利、嬉しいです！前でもがき合いがあったけど、自分もあそこで行かないと！と思って踏んで行きました。明日の準決勝も魅せます！！」

６Ｒ石丸寛之選手（岡山・７６期）
「スタートを取って、後方からの仕掛けはいつも通り。遅めの仕掛けてハラハラした？自分が一番ハラハラしました（笑）」

７Ｒ稲川翔選手（大阪・９０期）


「後ろを離して気持ち良かったか？離れているのが分からなかった。３３バンクは元々好きですが、Ｓ級初優勝を決めた特に思い入れのある松戸で、準決勝を突破して優勝したい！」

８Ｒ佐藤幸治選手（長崎・９２期）
「早坂さんが強いので、すぐに巻き返して来ると思っていました。展開に恵まれました。復帰２場所目ですが、練習もしっかりできたので、連日踏めています」

９Ｒ山崎芳仁選手（福島・８８期）
「後輩の真船君が行ってくれたお陰です。初日は内に詰まってしまいましたが、今日は仕掛けられて、感じも良かった。地元のサマーナイトの疲れが残っていましたが、状態は悪くないです。３３バンクは苦手だけど、松戸は走り易い」

１０Ｒ浅井康太選手（三重・９０期）
「サマーナイトで落車した怪我もあるけど、今日は重くてタイミングも悪かった。無理やり行った感じです。行けるな！と思っていたけど、屋良が強くてバックで掛かっていました。準決勝は・・・タイミング良く・・・行けたらいいですね(^_^;)」

１１Ｒ成田和也選手（福島・８８期）
「やっぱり暑いのは苦手。初日は重かった。今日は大丈夫かなと思ったらやっぱり重くて。３番手には居たいと思っていました。自力の１着は嬉しいです。ここに満足しないで、明日！！準決勝は軽いといいな」

明日のメインレースは、準決勝！！

【９Ｒ】

地元からは海老根恵太選手（千葉・８６期）



初日・２日目は同県の小埜選手にマークの競走でしたが、明日は田中孝彦選手（静岡・９１期）に前を任せます。

暑いのは苦手だそうですが、毎年恒例の北海道合宿の成果を地元記念で存分に発揮してもらいたいですね。

寺門「でも、海老根選手は一年の後半戦に人が変わったように一気に巻き返していきますからね」

海老根選手「ハハハ～。そうなると良いですね(^_^;)」


【１０Ｒ】

優秀競走は対戦相手だった小埜選手と成田選手が準決勝は結束！

小埜正義選手（千葉・８８期）



「３２歳なのに、２日間、若い走りをしました！苦しい(>_<)　もう少し楽したい！！

手応えは悪くないですが、サドルが低いのか、ハンドルが高いのか、自分ではもう少し何か！という感じです。

準決勝は成田さんの前で。海老根さんの前もプレッシャーでしたが、ＳＳの成田さんの前も緊張します。

でも、後ろが誰でも、自分のレースをするだけ！！」

初めての松戸記念参加で、逃げて準決勝進出を決め、明るい表情でした。


成田和也選手（福島・８８期）



「小埜君とは初連係です。小埜君の地元なので、しっかりアシストして行きたい！」

明日は初めての連係ですが、今日のレース後はローラーに乗りながら２人で談笑していて、

良い雰囲気でした(#^.^#)




【１１Ｒ】

近畿は、古性選手が前で、松岡選手がマークしていきます。



お互いに、

「駆けろよ！」

「抜くなよ！」

という雰囲気で、明日のメンバーが発表された時からけん制して睨み合っていました(^_^;)

古性優作選手（大阪・１００期）

「２走して違和感はないです。走れています。初日は力を出し切ったけど、

今日は先行できへんかったら結果を求めて走らんと！と思っていたのに、反応が遅れてしまいました。

明日は初めての記念準決勝！松岡さんの前でしっかり根性を入れて走ります！！」


どんな展開になるのか、誰が決勝戦に勝ち上がるのか、楽しみです♪♪♪

明日も沢山のご来場をお待ちしています(^_-)


初日

松戸記念競輪、初日が終了しました。



バンク上は刺すような痛い日差しが照り付けました！


復帰を果たした市田佳寿浩選手は、



レース後

市田選手「無事に走ることができてホッとしたけど、レースの後は悔しかった！

でも、ここからまた１つ１つやっていかないと。お客さんの声援が大きくて励みになった。」

と穏やかな表情で話していました。


そして、地元選手で初日に１着を決めたのは

海老根恵太選手（千葉・８６期）



海老根選手「良かった時と比べたら調子は良くないけど、

地元の記念でそうも言っていられないので、気合だけで走りました。

（小埜）正義があれだけ行ってくれたので、絶対に止めよう！と思って芦沢君をけん制しました。

ワン・ツーが決まったのは何よりの結果です。北海道で合宿をして来た成果が出て良かった。

沢山の拍手や声援をもらえて嬉しかった」


そして、１２Ｒワールドステージで外国人選手を破ったのは、

新田祐大選手（福島・９０期）



新田選手「ビノクロフ選手が早めにレースを動かして、脇本君の仕掛けがあって、

僕は３番手からの勝負になりましたが、踏めていたと思います。

中２日だけど、疲れを感じさせない？そう言っていただけるなら嬉しいです。

過去に松戸で外国人選手と戦って、テオボス選手に敗れたので、リベンジできて良かった」

表彰式の後は、他の選手たちに

「話が長げーよ！」

と、冷やかされていました(^_^;)

今日は１２名の勝利選手にインタビューをさせていただきましたが、

勝った選手の表情は間近で見るととても活き活きとしていて、それぞれが強烈なオーラを放っていました☆


さて、明日は二次予選と優秀競走。

明日からは１１Ｒ制で行われます。

明日も是非、本場でお楽しみ下さい♪

松戸記念開催期間中は毎日、先着入場者にオリジナルうちわを配布しています。



このうちわ、よ～く見るとクジが付いているんです！！

当たりが出ると、『松戸競輪開設６３周年記念オリジナルクオカード』をプレゼント！


それでは、明日も皆さまの沢山のご来場をお待ちしていま～す(^_-)


前検日

皆さま、こんにちは。

寺門夏織です。



厳しい暑さが続いていますね(^-^;)

明日から『松戸競輪開設６３周年記念ＧⅢ燦燦ダイヤモンドカップ争奪戦』の開幕です。

暑さを吹き飛ばしてくれるような爽快なレースに期待します！！

もちろん、バンク上だけではなく、スタジオも場内もバンク内も盛り上がって行きますよ↑

場内イベント（場内ステージ）
・ 山口健治さんの予想会
・ ベリーダンスショー
・ 地元選手トークショー
・ ほいけんたさんものまねライブ
・ ガールズケイリントークショー
・ 松鶴家千とせさん漫談
・ 猿回し
・ マギー審司さんマジックショー
などなど、今年も盛り沢山！！

２日目には、初日のワールドステージに出走する

村上博幸選手＆脇本雄太選手のトークショーも予定されています♪

そして、今年も中野浩一さんと滝沢正光校長先生も場内を盛り上げて下さいます↑

楽しみ過ぎる～(≧▽≦)


私は、

初日・２日目（バンク内）
・ 勝利選手インタビュー
・ ワールドステージと優秀競走の特別選手紹介
・ ワールドステージと優秀競走の表彰式
（どの選手にインタビューできるのか、ワクワクしています♪）

３日目・最終日（スタジオ）
・ ＴＶ中継の司会

を担当させていただきます。

前半は外ですし、後半は公開スタジオなので、

見掛けたら是非、気軽に声を掛けて下さいね♪

皆さまの沢山のご来場をおまちしています(*^.^*)


注目選手はいっぱい居ますが、初日３Ｒ③市田佳寿浩選手（福井・７６期）の復帰戦にも注目です！！



市田選手「長い間、現場を離れていて、ファンの皆さんにご迷惑・ご心配をお掛けしましたが、ようやく走れることになりました。皆さんに支えてもらって、ここまで来ました。今、胸がいっぱいです。またＧＩの舞台で活躍して走りたい。３８歳、後がないと思って極力自分のできることを精いっぱい出していきたいと思っています。自力中心に、脚を戻していけたらと思っているので、どんどん前々に踏んで行きたいです。まだまだご迷惑をお掛けするかも知れませんが、また良いレースができるように頑張ります。

暑さは大丈夫です。３３バンクは大好き。松戸は好成績だし印象は良いです。」

また戻ってこられた嬉しさを噛み締めるように話して下さって、全身から喜びが伝わって来ました。


そして、初日の12Rは１本勝負のワールドステージ。

外国人選手は、ビノグロフ選手にペルビス選手がマークしていきます。



アンドレイ・ビノクロフ選手（ウクライナ）



フランソワ・ペルビス選手（フランス）


ペルビス選手「今回、参加選手に選ばれてすごく嬉しい。強い選手と一緒に走れるので。３３バンクは小さいので、自分には不利で難しい。でも、ファンの期待を裏切らない走りをしたい。」

と言いつつも、２場所前の前橋の２日目には３３バンクで８秒９のバンクレコードを叩き出しています！！

前場所の大垣では完全Ｖ！

先行したバンベルト・ホーベン選手の２番手から捲くって後続を離しての優勝☆

勝率も勢いも凄いですね！！


最後に、日本語で

ペルビス選手「チョ～アツイ～！」

と言っていました(^_^;)


果たして、強敵・外国人選手を破る選手は？！？！

最終レースまで目が離せません！

それでは、松戸競輪場でお会いしましょう(^O^)／♪

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二宮歩美の目指せっ！e-キャスター！！

武田あかりも負けるもんか

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みなさん、こんにちは。
競輪リポーターの武田あかりです。



暦の上では、もう『立秋』。
ということで、ご挨拶は、残暑お見舞い申し上げます。なんですけど、『残暑』って、全然ピン！とこないですよね。

気温は、35℃と、まさに夏真っ盛りの中、松戸記念が始まります。
今回の『武田あかりも負けるもんか！』でご紹介するのは、



埼玉の藤田竜矢選手！！

イケメングランプリにも出場したほどの競輪界屈指の爽やかイケメン！
甘いマスクがたまらないですよね。


さて、今回は、そんな藤田選手の競輪選手になるまでのお話を少しご紹介します。

高校3年間バレーボールで活躍されてた藤田選手。

高校卒業後の進路選択が競輪選手か相撲の力士だったとか…
競輪選手は、マッサージの先生に勧められ、相撲の力士は、おばあちゃんの親戚が相撲の力士だったことから選択肢に。


そして競輪選手という選択をしてからは。

競輪学校合格までの長い道のりが…
1回目は、試験1～2週間前に練習中に車にひかれ。
2回目は、試験のとき、発走機でスリップしてタイム出ず。
3回目は、試験前に落車で鎖骨骨折した。けど、そこは気合いで試験受験して、見事合格！！
と、ハプニング続きだった藤田選手。




そんな藤田選手が、この間の高知記念で、見事記念初優勝された時。
埼玉で競輪リポーターとしてデビューした私にとっては、藤田選手を追いかけてきただけに、感動もひとしおでした。


今まで、いつもラインの先頭で頑張って走ってきた藤田選手。
埼玉切っての大きな安定感のあるお尻は、練習の賜物！！


高知記念の記念初優勝の優勝インタビューでは、



『今までやってきたことが、無駄ではなかったと思います。これからはもっと練習をして、(今回は番手での競走だったけど)自分の力でも上位の選手と戦えるように頑張りたいです。』
と、答えてくれました。




そして、喜びを身体で表現してください！とお願いすると…



とっても照れながらも、ジャンプで喜びを表現してくれました(^^)


いま、まさにノリに乗ってる藤田選手の松戸記念の走りに注目です！！


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谷友梨子のこの選手にエール

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谷友梨子
四日市・松阪を中心に活動するキャスター。
軽快なトークと緻密な取材を元にした情報に定評がある。
女性ＭＣと、プロの解説者以上のコラボは競輪界の「いっこく堂」である。
ファンの間では「押し付けがましくなく、
耳にスッと入ってくる。それでいて内容も確かだ。
車券を買う時のギャンブル心理を逆なでしないのも良い」の声を聞く。

こんにちは。谷友梨子です。

今シリーズ、私がエールを送りたいのは、今期S級復帰を果たした、伊藤世哉選手（三重・８７期）。



２００２年８月１４日がデビューですから、ちょうどこの松戸記念の前検日で、選手生活丸１１年となる伊藤選手。２００６年に初めてS級に昇級し、以降何度かA級降級もありました。しかし、２年ぶりのS級復帰となった今期は、これまでとは一味違います。

２場所前の松山予選。カマした猪俣康一選手ライン３番手の競走。出切った猪俣選手の番手の萩原操選手が離れてしまい、伊藤選手もバックでは後方に置かれる展開。このまま共倒れに終わってしまうのかと思いきや、そこから自力にチェンジ。そのまま、先頭を走っていた猪俣選手まで捉えきり、１着で予選クリアー。また、直前の高松では、自身初のS級決勝入り。

A,級の戦歴を含む、直近４か月の競走得点は９８．１３ですが、今期だけの得点は１０５．２２と、S級１班に手が届きそうな勢い。今シリーズ、注目してみたい選手です！



伊藤選手に、今期の手応えを聞いてみると、「出来すぎです！もうお腹いっぱいです！」と、伊藤選手らしい謙虚な答えが（笑）。ただ、この奮闘にはちゃんと理由が。それは、伊藤選手曰く「競輪人生最後の、冒険フレーム！」にあったのです。

今年３月、地元四日市のA級戦から使い始めたフレーム。前検日から楽しげな表情でした。

「今回からニューフレーム。練習でも乗っていないので、ぶっつけ本番です！このフレームは、疋田（敏）さんのものと、素材から何から何まで全く同じ！『疋田スペシャル』です！すごく立っているタイプで、競輪人生最後の、冒険フレーム！基本追い込みですが、捲りも出る。縦も切れるはずです」

フレームには、『ＳＥＩＹＡ』と、名前のプリントも入っており、「自意識過剰です（笑）」と、このフレームにかける意気込みのようなもの感じられました。このシリーズは準決勝で敗退となりましたが、連日セッティングなども変え、これからに期待が高まるフレームになったようでした。

そして、２年ぶりのS級では結果も出始め、伊藤選手によると、「まったく同じフレームをもう１台作ったんです。このフレームが無いともう駄目ですから（苦笑）」と、これだっ！と思うパートナー（自転車）に出会えたようです。今シリーズ、パートナーと共にどんな結果を残してくれるか。伊藤選手にとっても楽しみな、好調で迎えるS級復帰後初の記念です。



ところで、３０歳を超えると、「自分の顔に責任を持て」なんて言われることがありますが、人って顔に性格が出ますよね。伊藤選手のこの表情！伊藤選手は期待を裏切らない（笑）、顔のとおり、とにかく物腰の柔らかい気持ちの優しい選手。私たちの取材にも、一言一言丁寧に、その気持ちを隠すことなく話してくれる選手です。

伊藤選手によると、「この顔がダメなのかも。もっと怖い顔をしていたら、前の自力選手も行ってくれるのかもしれませんね。でも昔、無理して怒ったことがあったんですけど、性に合いませんでした（苦笑）」とのこと。

そういえば、昨年３月四日市ＦⅡでは、伊藤選手の人柄が伺える涙の優勝がありました。

昨年の２月、いつも伊藤選手を可愛がってくれていたおじいさんが他界され、その後に迎えたのが、この地元戦でした。

「９０歳、大往生です。苦しまずに旅立ちました。だから、全然泣いていません。みんな笑顔で、おじいちゃんを送りました。おじいちゃんは競輪が大好きで、僕のことをずっと応援してくれていました。競輪は素人なんですけどね。『先行するな！抜かれる。抜く方になれ！』とも言われました（笑）。ベッドで寝ながらも、僕の競走をＴＶで見てくれていたそうです。今回は、おじいちゃんが僕の背中を押してくれるような気がしますね。おじいちゃんのためにも頑張りたい」と、前検日、優しい表情を浮かべていました。亡くなる前には、「世哉、１着だぞ！」と言わんばかりに、人差し指で「１」という数字を作っていたとか。

そんなおじいちゃんの思いを乗せて、そのシリーズは見事優勝。決勝ゴール後は、人差し指で『１』というポーズを作っていました。



表彰式では、「おじいちゃんが亡くなったので…優勝を見せたかった。おじいちゃんが、後ろから押してくれました…」と、思わず涙が。お客さまからの暖かい拍手にさらに涙が止まらなくなっていました。「お葬式でも泣いてないのに（表彰式では）泣けてきました。今回は本当に自分の力じゃなかった。出来すぎです。今夜は線香をあげに行きます」。いつも自然体、素直で優しい伊藤選手の人柄がお客様にも伝わった表彰式となりました。

そして、その表彰式では、お客様の前でこんな宣言もしていました。

「去年（２０１１年）は失格ばかりで、Ｓ級に定着できずに情けなかったんですけど、何とかＳ級点を取って、定着できるように頑張ります。これからも応援よろしくお願いします」



その言葉どおり、今期、念願のＳ級復帰を果たした伊藤選手。２年ぶりのＳ級戦、「競輪人生最後の、冒険フレーム！」というパートナーと共に、これまでとは一味違う動きがみられそうです。松戸記念初日にデビュー１２年目を迎え、これからの奮闘に期待が集まります。そんな伊藤選手に、エールを送ります。




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実況アナ立野純の、競輪のススメ

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e-SHINBUNをご覧の皆様、こんにちは。実況アナウンサーの立野純です。



毎日本当に暑いですね…。私は暑さに弱いので、毎日エアコンのお世話になりっぱなし。夜も、エアコンなしでは眠れません。

さて、世間はお盆休みの後半といったところでしょうが、競輪ファンにとっての目玉は松戸記念。富山から連続してのサンサンですね。

私はサラリーマン時代、茨城県の守谷に住んでいました。



今でこそ、写真のように守谷駅も大きくなりましたが、私が住んでいた当時は『市』ではなく、『北相馬郡守谷町』。つくばエクスプレスもなく、東京へ出る鉄道ルートは、一度取手に出てから乗り換え…でした。なので、遊びに行く競輪場はほとんど取手。ただ、取手開催がなく、中山競馬もないときは、松戸にも足を運んでいました。

その当時の新聞や出走表の一部は、今でも保存してあります。その中に、松戸記念のものもありましたので、ここでちょっとご紹介しましょう。

今の売れ方は、３連単が主流ですが、当時は２車単もない時代。売られていたのは、単勝式、複勝式、連勝式の３種類。ただ、単複は雀の涙にも及ばないくらいの売上でしたから、実質売っていたのは連勝式のみ。今で言う、２枠複と２枠単です。この複と単は同時発売ではなく、ざっくり言えば、前半のいくつかは複式のみ、後半は単式のみの発売でした。

なので、出走表も、こんな感じになっていました。



（松戸４２周年後節最終日。１０レース制）
この例だと、４レースのレース番号は黒く囲まれていますが、５レースではそれがありません。４レースまでは連勝複式、５レース以降は連勝単式だったということになります（４レースの2,100円は高配当ですね）。

ちなみに、１１レース制で行われた４３周年は、６レース以降が連勝単式。



４５周年は、４レース以降が連勝単式でした（このときは、序盤３つが連勝複式に。単式のレースを増やした訳です）。



（「あれ、記念なのにＡ級？」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、記念がオールＳ級になったのは、４日制になってからのことです。ただ、Ｓ級選手数の比率が、昔と今とでは全然違いました）

２１年前の、４２周年記念後節決勝メンバーは、ご覧の通り。



どうも私は、こんな車券を買っていたようですが…、



（１０レース、連単３－２　千円）

結果は、『２－３　1,530円』。裏を喰ったのか、それとも３－２も押さえていたのか、もう覚えていません。

翌４３周年は、２日目に参戦！…していたみたいです（覚えていません）。準決勝１０レースのメンバーは以下の通り。



私の手元に残っている車券はこれですが…（デザインが、現代風になりました）。



結果は、①→⑧→⑤。連単１－６、1,190円。抜けていますね。車券の腕に成長はないようです…。

（この1,190円は、多分①→⑨を狙った方が多かったんでしょうね。枠しか売っていなかったころは、“代用品”によく救われました）

４５周年記念後節のチラシも残っていました！今から１８年前ですね。



せっかくなので、拡大！まずは左半分。やはり注目は、地元の滝澤さん。



右半分は、『東の横綱』神山雄一郎選手。脇役も渋い！？



この開催２日目の売り上げは、ご覧の通り。



約９億円です。

「何だ、準決で９億か。今より少ない」と、新しいファンの方は思われるかもしれませんが、この数字は、電話投票も場外もない時代のもの。入場者数は16,499人！だいたい客単価が５万円でしたから、数字も合うでしょう。今は全国場外展開をして、電話・ネット投票を入れて、１日十数億円ですから、いかに昔は売れていたかということです。時代を感じますね…。


では、ここで問題です。以下は、その松戸４５周年記念後節の決勝メンバーです。コメントを参考に、連単で予想してみてください（ギア倍数が、今と全然違う…）。



（③鈴木選手と⑥小川選手は、今年の６３周年にも出走します！）

〔コメント〕

①和泉田「吉岡君を警戒して先行」
②佐々木「吉岡君死守」
③鈴木「和泉田君」
④笹森「地元３番手」
⑤吉岡「先行、捲りでＶ狙う」
⑥小川「こだわらず、最後は自力で」
⑦国持「遠澤君」
⑧古原「九州へ」
⑨遠澤「千葉か吉岡君の番手に攻め込むか、迷う…」

並び予想：①③④　⑤②⑧　⑨⑦　⑥

※結果は、このコラムのラストに。


さて、今年の松戸は６３周年。

サンサンなだけに、積極性ある選手をここでは取り上げてみました。古性優作選手（大阪・100期）です。



古性選手と聞いて、最初に思い浮かぶのが『ＢＭＸ』。「親の誕生日プレゼントだった」というキカッケから、小学校１年生でＢＭＸを始め、日本チャンピオンにも輝いた実績の持ち主。今年は地元の岸和田で全プロが行われましたが、そこで大会初の３連覇を達成しました。



ちなみに、この岸和田ＢＭＸコースには、たくさんのチビッコたちも来ていますが、「ゆうさく兄ちゃん」とも呼ばれ、人気者だそうですよ。



初めて古性選手を取材したのは、デビュー４場所目の松阪。地元のデビュー戦で完全優勝を飾っていて、チャレンジ注目選手として参戦。

「ダッシュ系です。押さえでもカマシでもいいけど、先行にはこだわって走っています」という言葉通り、実戦でも先行し、２連勝で決勝進出。決勝では、同期の伊藤裕貴選手に敗れ５着とはなりましたが、当時から大物感の空気を感じた記憶があります。

次に取材したのが、昨年６月の四日市。この年の２月地元戦で、チャレンジ９連勝を決めて２班特進。すでに１・２班戦では２回決勝戦に勝ち上がっていましたが、そのころの内容は、とにかく押さえ先行！直近レース内容のメモが今でも残っていますが、『押さえ先行』としか書かれていません！

「本当はカマシ、捲りの方が得意。だけど、上（Ｓ級）を見据えて、押さえ先行で勝てるように走っています」

「でも、準決勝での４着が多い。だから決勝入りは少ない。でも、キッカケが掴めたら決勝に続けて乗れるようになると思う」

この四日市でも、準決勝は４着だったのですが、次の佐世保ではピンピンで決勝進出。秋ごろからは決勝の常連に。

年が明けて、３回目の取材は、今年４月の松阪。このころは、カマシ、捲りも交えた自力に。意外にもまだ１・２班戦優勝がなかったのですが、もういつ優勝してもおかしくないというのが周りの評価。

「点数は上がっているけど、その点数通りの脚が全然ない」

「周りが『強い』と言っている？いや、まだまだ全然ですよ。先行したらモロイですね…」

とにかくいつ会っても、おごることなく、上を見据えた姿勢が伺える選手です（１・２班戦初優勝は、この２場所後の福井でした）。

今期待望のＳ級昇級。Ｓ級初戦がいきなり記念（小松島）でした。「主導権を！」というコメントが出ていましたが、捲りを大きく持って行かれた３日目以外は、全て押さえ先行。２日目には２着に粘って、近畿ラインでワンツーを決めていました。

Ｓ級に上がって１０走しましたが、そのうち『ＨＢ』を取ったのは８回。中身は全て押さえ先行！

前回青森予選では、捲られたものの３着に踏ん張って初の予選突破。準決勝は８着でしたが、地元の高橋陽介選手を苦しめました。

今回は、２度目の記念参戦。内容とともに、Ｓ級初勝利も期待したいところです！




最後に、松戸４５周年記念後節決勝の結果です。

結果は、⑤→⑧→②。連単４－６　８００円でした。的中しましたか？

では、松戸記念を大いにお楽しみください。なお、松戸記念初日～３日目は、四日市ナイター競輪も開催されます。こちらもどうぞ、よろしくお願いします！


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竹林一彦の競輪閻魔帳

竹林一彦

専門紙「アオケイ」記者。１９５８年生まれ。
「勝手に喋って聞く耳持たず」のGamboo・予想会も好評。

Gamboo生放送出演中！

いつのまにか

松戸競輪場のスターといったら山口健二と尾崎雅彦で、二人とも東京籍の選手だったから時には千葉籍の選手とは揉めた。滝沢正光の番手を尾崎雅彦と競ったのは斉藤修だったか。先行一車でハコは山口健二、ここは南関だと競り込んだ遠沢健二の風情がなんとも格好良かった。
約三十年前の松戸記念、俺と友人は早朝から特別観覧席を求める列に並んでいた。その日もうだるような暑さだったはずだが、今の酷暑とは瞭かに違う種類の真夏だった。
あれから四半世紀。
いつのまにか、競輪ファンでいた時間より競輪記者として生きた時間の方がずっと長くなった。

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とかく・この世は金ばかり～マッチーの七転八起奮戦記

町田洋一
元祖・戦う競輪新聞として名を馳せた伝説的専門紙「アカギ」の唯一の残党記者。
現在はアオケイを主戦場に、e-SHINBUNの制作に携わり検車場レポートなどで取材、執筆活動中。
歯に衣を着せぬ激しくとめどない論調は、ファンが知りたい部分を包み隠さず伝えたいと言う想いから。
前橋の昼間の中継では硬派に解説し、ミッドナイトでは緩くニコニコ動画のいじられキャラを演じる。
打倒ヤマコウがモットーなのか！？


チームイー新聞の契約選手が身近にいると、怪我の恐ろしさを痛感する。イッチー（市田佳寿浩）は肺挫傷の重傷だったし、再起不能でも不思議ではない大怪我だった。何より、着うんぬんは別として、復帰した事が凄く嬉しく思う。イー新聞の山口社長が経営する、和食・彩で「復帰のお祝いはどう？」と食事を誘うと「まだお酒も飲めない体だし、運動するだけでも肝臓に負担をかけるので。今回はお気持ちだけで」と丁重に辞退された。あの綺麗にワインを飲む姿は男でも憧れるし、高級ワインが何より似合う。決して、お酒は強くないが、その雰囲気を楽しみ、ソムリエの資格を取る為に勉強もしている。小野俊之も初の鎖骨骨折で入院中だ。あの強引なマーカーでも、骨折は人生で初めての経験だった。来月のオールスターでの復帰を目指している。小野しか出来ない走りがあるのだから、早く戻ってきて欲しい。ワッキーは家族思いの優しい男である。まだ遊びたい盛りだが、ああ見えて将来の生活設計もきちんと考えている。収入面では痛いが、ナショナルチームに属し、オリンピックを目指しているようだ（競技をやっている選手には、きちんと金銭面でもサポートして欲しい。海外へ移動するにもエコノミーとは、あまりにも可愛そうすぎる）。そんなワッキーに我がままを言い、完全にボランティアで群馬の館林場外へのトークショーを頼んだ。食事をしながら、急に決まった話しだが、心良く引き受けてくれた。その時に、撮った写真の1枚。ファンの子供と一緒に撮った写真だが、何かワッキーの優しさが出ている。ワッキーの気持ち根の優しさが出ているし、これがオールスターのファン投票でドリームに選ばれる人間性だと思う。


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